【Movable Type for AWS】HVM版のインスタンスで変わったこと3つ

Amazon Web Services上で動くMovable TypeにHVM版と呼ばれるものが先日追加されました。今回、HVM版をセットアップして変更点などがあったのでメモをしたいと思います。

HVMと呼ばれる仮想化方式の採用

HVM版と今までのPV版の違いをざっくりと書くと、仮想化方式ではないでしょうか。新しくリリースされたHVM版のEC2インスタンスでは完全仮想化を採用しています。そのため、他のユーザーの処理の影響を受けにくいということが挙げられます。逆にPV版では、他のユーザーと共有している部分もあるため、他の人が処理不可の高いプログラムを実行していた場合に再構築などの処理などが遅くなってしまう可能性があります。そのため、一般的にはPVよりもHVMのほうが処理速度が早く、性能向上が見込まれる場合が多いらしいです。(AWSで提供されているクラスが同じ場合。t1.microとt2.microを比較)

t1よりもt2のほうがコスト・パフォーマンスが優れているため、こだわっている理由がなければ移行すれば良いと思います。

PV版からHVM版へワンクリックで移動できない

従来のPV版と新しいHVM版のコンピューティングですが、ワンクリックで移動することは難しいみたいです。ハードウェアなどドライバ類のインストールなどが必要になっているということもあるみたいです。移行もできるみたいですが、移行には技術が必要になってきます。Movable Typeの場合だと既に作ってあるものがあるのでそちらを使ったほうが時間も短く手早くできると思います。

Elastic IPの指定方法が変わっている

EC2コンピューティングと固定IPアドレスをつなげるために使用している機能として、今までも使っていました。しかし、HVM版の場合はバーチャルネットワーク上にコンピュータがあるようなネットワークになっています。そのため、EC2で今まで選択していましたが、VPCで選択してインターネットに接続しなければなりません。VPCなどの設定も気をつけないと困惑してしまうので後日記載します。

Movable Typeのインストール画面でインスタンスIDが 必要

ワンクリックでMovable Typeを起動できることが特徴だったのですが、インスタンスのIDを入力しないとMovable Typeを実行できなくなりました。ちゃんとAWS上で実行していれば付与されるものなのでそこまで心配はないでしょうが、もしかするとライセンスなどの兼ね合いがあるのかもしれません。

Author

Masaki Osugi

(フロントエンド&&インフラ&&ネットワーク&&Web)エンジニア兼デザイナもどき。気がついたら守備範囲広がり、何屋かよくわからない存在。